この記事の結論
- 株式投資と不動産投資は、どちらかを選ぶより両方やるのが正解です。
- 不動産は融資でレバレッジをかけやすく、医師は融資で高く評価されます。
- 自宅購入でも騙されないために、不動産の知識は医師の必修科目です。
株式投資と不動産投資のどちらがいいか。私の結論は「両方やるのが正解」です。そのうえで、医師が資産を大きく増やしたいなら、不動産投資は必ず学んでおくべきだと考えています。
私は整形外科医として働きながら2019年に不動産投資を始め、今はアパート9棟・戸建て5軒を所有し、年間家賃収入は3,000万円です。不動産を始める前は株式投資もしていました。両方を経験したからこそ分かる違いをお伝えします。
株式投資で感じた「自分でコントロールできない」怖さ
インデックスから個別株へ
株を始めたのは、医師になって間もない研修医の頃、10年ほど前です。当時は仮想通貨が急騰していましたが、上がりすぎていて怖かったので手を出しませんでした。株式は昔からある投資なので、最初の一歩にはちょうどいいと考えました。
最初はS&P500などのインデックス投資から始めました。ところが、これはよくある話だと思いますが、だんだん個別株もやりたくなり、中国の電気自動車関連株やアメリカのIT株に数百万円を入れました。
政府の規制ひとつで株価は10分の1に
その後、中国政府がその企業の事業を制限する施策を打ち出しました。株価は大暴落し、私が買った個別株は10分の1ほどになり、100万円ほどの含み損を抱えました。一方でアメリカ株は値上がりし、今では200万円ほど取り戻せています。
それでも当時強く感じたのは、株は自分で状況をコントロールできないということです。チャート分析や企業分析に興味がなかった私にとって、資産の行方を他人に握られている状態は投機に近く感じました。ここから、自分でコントロールでき、融資を使ってレバレッジもかけられる不動産投資に目が向くようになりました。
不動産投資の最大のメリットは「レバレッジ」
株の信用取引と不動産の融資は別物
時間もお金も無限にはありません。他人の資本を使い、他人と協力しながら、少ない力で大きな成果を生み出す。このレバレッジの考え方は、不動産投資でも事業でも人生でも大事です。
ただ、株で信用取引をするのは、他人の都合で動く相場にレバレッジをかけることになります。追証が発生して破産する人もいます。私はこれまで数百人以上の医師と面談してきましたが、信用取引をしていた人は1人ほどしかいませんでした。株でレバレッジをかけるのは、万人には勧めにくい手法です。
不動産なら、銀行から融資を受け、他人のお金を使いながら自分の資産を増やせます。レバレッジをかけやすいことが、不動産投資の本当に大きなメリットです。融資を活用する考え方は不動産投資は現金かローンか|融資で資産を拡大する理由で詳しく解説しています。
医師は融資で高く評価される
私は毎月200名以上の医師に不動産投資を指南しており、メンバーの先生方がどんな物件にどんな融資条件を引けたかを日々把握しています。年収の高い会社員の方にも教えていますが、年収2,000万円以上の外資系会社員より、年収1,200万〜1,500万円の医師のほうが好条件で融資を引けることが多いのです。
金融機関は、医師という資格をそれだけ高く評価しています。どこでも働けて仕事に困らず、非常勤の仕事でも収入を得られるので、破綻しにくいと見られているのです。だからこそ、医師が不動産投資をしないのはもったいないと私は考えています。
不動産の知識は医師の「必修科目」
最終的には自宅を持ちたいという方が多いと思います。地方で新築の戸建てを買っても最低3,000万〜4,000万円はしますし、都内で子育て向けのマンションを探せば1億円以上も珍しくありません。人生で最も大きな買い物を、土地や建物の相場も分からないまま35年ローンで決める。それは怖いことだと私は思います。
不動産業界は、知識がなければ騙されてもおかしくない世界です。一方で、知識があれば大きく得をします。私が教えていた外資系の会社員の方は、1億3,000万円の一棟アパートを指値で交渉し、1億1,000万円で購入しました。働いて税金を引かれながら2,000万円を貯めるのは大変ですが、不動産の世界では交渉だけでそれだけの金額が動きます。
何から学べばいいか迷う方は、不動産投資は何から勉強する?手法選び・相場観・収支計算の順番を参考にしてください。
まとめ|どちらかではなく両方やる
株式投資を否定するつもりはありません。日本も海外もインフレを目指しており、この5年で株に資金を入れていた人の中には、資産が1.5倍や2倍になった人も多くいます。それはそれで良い手法です。
ただ、不動産投資は自分の知識と行動がそのまま利益につながる世界です。まずは戸建てやアパートを1つ買ってみて、向いていれば不動産の割合を増やせばいいですし、向いていなければ非常勤の仕事、株、開業など別の選択肢を選べばいい。不動産投資だけが正解ではありません。それでも、事業としての考え方が身につくので、一度経験しておく価値はあります。
私自身、株式投資をしていなければ不動産に興味を持つことはなかったと思います。どちらが良い、悪いではなく、興味があるなら一歩を踏み出してみてください。私の不動産投資に対する考え方は、書籍初心者からはじめる医師の不動産投資(Amazon不動産投資部門1位)にまとめています。医師以外の方にも参考になる内容です。
よくある質問
株式投資と不動産投資はどちらがいいのですか?
どちらか一方ではなく、両方やるのが正解だと考えています。株式投資はインフレ下で資産を伸ばせる良い手法です。不動産投資は融資でレバレッジをかけやすく、知識と交渉次第で利益を増やせます。そのため、一度は経験しておく価値があります。
株で信用取引をしてレバレッジをかけるのはおすすめですか?
万人にはおすすめしにくい手法です。株の信用取引は自分でコントロールできない相場にレバレッジをかけることになり、追証が発生して破産する人もいます。数百人以上の医師と面談しましたが、信用取引をしていた人は1人ほどでした。
医師は不動産投資の融資で有利なのですか?
有利です。年収2,000万円以上の外資系会社員より、年収1,200万〜1,500万円の医師のほうが好条件で融資を引けることが多くあります。どこでも働けて仕事に困らないため、金融機関から破綻しにくいと評価されているからです。
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