私は現役の整形外科医として働きながら、2019年に不動産投資を始め、現在はアパート9棟・戸建て5軒を所有し、年間家賃収入3,000万円を得ています。
ただし、最初から迷いなく物件を買えたわけではありません。本やYouTubeで勉強しても、数千万円規模の判断を一人で下すことはできませんでした。最初の一棟を購入できたのは、信頼できるメンターと出会い、物件を見る基準と行動の軸を身につけたからです。
この記事では、整形外科医である私が不動産投資を始めた理由と、医師に不動産投資を伝える活動を続けている理由をお話しします。
整形外科医の私が不動産投資を始めた理由
私は初期研修を終えた後、整形外科の医局に入局しました。若手の頃は骨折などの手術を中心に担当し、忙しいながらも充実した毎日を送っていました。仕事そのものは好きで、周囲にも恵まれていました。
一方で、医局という組織で働き続けることに疑問を持つ出来事もありました。地方へ派遣された際、長年にわたり家族と離れて暮らし、当直を続けながら体調を崩している先生を目にしたのです。
医師として働くことだけに人生の選択肢を委ねてよいのか。収入の柱をもう一つ持てば、仕事や暮らしを自分で選びやすくなるのではないか。そう考えたことが、不動産投資に興味を持ったきっかけです。
私は株式投資や事業にも挑戦しましたが、思うような結果にはなりませんでした。その中で、自分が医師であることを生かしながら資産形成に取り組みたいという思いは変わらず、不動産投資の勉強を続けました。
最初の一棟を買えなかった私を変えたメンターとの出会い
知識を集めても、最初の一棟を買う決断は簡単ではありません。業者から紹介された物件が本当に良いのか、その業者を信頼してよいのか、見えない問題が隠れていないか。一人で考えるほど不安が増え、購入まで進めませんでした。
転機になったのは、知人を通じて経験豊富な不動産投資家と出会ったことです。実際の物件を見ながら、査定、入居募集、修繕、業者との付き合い方まで具体的に教えてもらいました。
紹介された物件を何度も相談しましたが、当初はほとんどが見送りでした。その壁打ちを重ねるうちに、利回りだけではなく、立地、間取り、活用方法、将来の出口まで考えて判断する軸ができました。そして条件の整った物件に出会い、メンターに背中を押してもらったことで、最初の一棟を購入できました。
物件選びの考え方をさらに知りたい方は、築古アパートの選び方|医師が確認すべき3条件も参考にしてください。
医師が不動産営業の提案をそのまま信じてはいけない理由
医師や経営者、高収入の会社員には、不動産業者から多くの提案が届きます。「節税になる」「資産形成になる」と説明され、利回りの低い狭いワンルームや1Kを勧められることもあります。
忙しい医師は、不動産を勉強する時間も業者と関係を築く時間も限られています。そのため、営業担当者の説明だけで判断しやすくなります。しかし、不動産投資では購入時の判断がその後の収益性や手間を大きく左右します。
必要なのは、手間を抑えて運営できる物件の条件、修繕リスク、入居需要、売却まで含めた出口を自分で確認することです。医師という属性があっても、物件そのものの収益性が改善するわけではありません。
医師がアパートを選ぶ意味や、区分マンション・戸建てとの違いについては、医師にアパート経営がおすすめな理由|区分・戸建てとの違いで詳しく解説しています。
私が医師に不動産投資を伝えている理由
私自身、正しい物件の見方と行動方法を学んだことで、アパート9棟・戸建て5軒、年間家賃収入3,000万円まで規模を広げました。不動産投資は、慣れれば日常的な対応を少なくできます。ただし、最初の一棟こそ慎重に選ぶ必要があります。
周囲を見ると、十分な収入がありながら、条件の悪い物件を購入している医師が少なくありません。そこで私は、自分が実践してきた物件選びや運営の考え方を医師に伝えるようになりました。
患者さんを救うことは、医師として大切な仕事です。同時に、患者さんを救っている医師を不動産を通じて支えることが、現在の私のやりがいになっています。
まとめ
私が不動産投資を始めた目的は、医師を辞めることではなく、自分の人生に選択肢を持つことでした。そのためには、知識を集めるだけでなく、信頼できる経験者に相談しながら最初の一棟を選ぶことが重要です。
不動産投資は、正しい知識を持ち、利益が残る条件を定め、その基準に沿って行動することで再現性を高められます。まずは営業担当者の言葉をそのまま受け入れず、自分で物件を判断できる軸をつくってください。
私の考え方を体系的に知りたい方は、初心者からはじめる医師の不動産投資(Amazon不動産投資部門1位)もご覧ください。
よくある質問
整形外科医いなせが不動産投資を始めた目的は何ですか?
医師を辞めることではなく、自分の人生に選択肢を持つことが目的です。医局で働き続けることに疑問を持ち、収入の柱をもう一つ持てば仕事や暮らしを自分で選びやすくなると考え、2019年に不動産投資を始めました。
整形外科医いなせはどのくらいの規模の不動産を所有していますか?
現役の整形外科医として働きながら、アパート9棟と戸建て5軒を所有し、年間3,000万円の家賃収入を得ています。最初の一棟は、経験豊富なメンターに相談を重ねて物件を判断する軸を身につけたうえで購入しました。
医師が不動産営業の提案をそのまま信じてはいけないのはなぜですか?
忙しい医師は不動産の勉強や業者と関係を築く時間が限られ、営業担当者の説明だけで判断しやすいためです。節税や資産形成を理由に利回りの低い物件を勧められることもあり、修繕リスクや入居需要、売却までの出口を自分で確認する必要があります。
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